FP3級 2024年5月 実技(金財:個人)問9

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問9

所得税における住宅借入金等特別控除(以下、「住宅ローン控除」という)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 「住宅ローン控除の適用を受けるためには、借入金の償還期間が15年以上でなければなりません」
  2. 「住宅ローン控除の適用を受けるためには、対象となる家屋の床面積の3分の2以上が専ら自己の居住の用に供されるものでなければなりません」
  3. 「給与所得者が住宅ローン控除の適用を受ける場合、初年分は確定申告が必要ですが、2年目以降からは年末調整により適用を受けることができます」

正解 3

分野

科目:D.タックスプランニング
細目:6.税額控除

解説

  1. 不適切。住宅ローン控除の対象となる住宅ローンは、親族や知人以外との間でする契約であり、分割払いかつ償還期間が10年以上の借入金であることが条件になります。
  2. 不適切。住宅ローン控除の対象となる家屋は、床面積が原則として50㎡以上であり、その2分の1以上を自己の居住用として使用するものです。
  3. [適切]。住宅ローン控除の適用を受ける最初の年分は、給与所得者であっても所定の書類を添付した確定申告書を提出しなければなりません。2年目以降は勤務先に必要書類を提出することによって年末調整での適用を受けられます。
したがって適切な記述は[3]です。