FP3級 2024年5月 実技(金財:保険)問9

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問9

Mさんは、中小企業退職金共済制度(以下、「中退共」という)について説明した。Mさんが、Aさんに対して説明した以下の文章の空欄①~③に入る語句または数値の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。

 「中退共は、中小企業の事業主が退職金を社外に積み立てる退職金準備の共済制度です。毎月の掛金は、原則として、被共済者(従業員)1人につき月額5,000円から()円までの16種類のなかから任意に選択することができ、その全額を損金の額に算入することができます。また、中退共に新たに加入する事業主に対して、原則として、掛金月額の()(従業員ごとに上限5,000円)を加入後4カ月目から()年間、国が助成する制度があります」
  1. ① 20,000 ② 4分の1 ③ 1
  2. ① 30,000 ② 2分の1 ③ 1
  3. ① 80,000 ② 2分の1 ③ 2

正解 2

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:6.企業年金・個人年金等

解説

〔①について〕
中小企業退職金共済制度(中退共)とは、中小企業のために設けられている国の退職金制度で、企業が従業員のために毎月一定額を積み立てるものです。掛金の範囲は月額5,000円から30,000円です。掛金は全額が損金となります。

〔②、③について〕
新たに中小企業退職金共済に加入する事業主は、加入後4ヶ月目から1年間、国から掛金の掛金月額の2分の1(上限5,000円/人)の助成を受けることができます。
また、掛金を増額した事業主に対しても、増額月から1年間、国から増額分の3分の1が助成される仕組みがあります。

したがって、①30,000、②2分の1、③1 となる[2]の組合せが適切です。