FP3級過去問題 2023年1月学科試験 問11

問11

米国の市場金利が上昇し、日本と米国の金利差が拡大することは、一般に、米ドルと円の為替相場において米ドル安、円高の要因となる。

正解 ×

問題難易度
23.4%
×76.6%

解説

ある国の市場金利が他の国と比べて上昇すると、市場では、より高い金利を求めて、金利が高い国の通貨を買おうとする動きが生じます。この動きにより、市場金利が上昇した国の通貨に対する需要が高まるため、その国の為替相場は高くなります。逆に、市場金利が相対的に低くなった他の国の通貨に対する需要は低くなるため、その国の為替相場は安くなります。
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本問のように、米国の市場金利が上昇し、日本の市場金利との差が大きくなると、市場では円が売られ、米ドルの通貨が買われます。このため、米ドル、円の要因となります。記述は「米ドル安、円高」と逆に説明しているので[誤り]です。

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