FP3級 2022年5月 実技(金財:個人)問5(改題)
問5
次に、Mさんは、Y投資信託の購入に係る費用等について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。- 「Y投資信託の購入時に手数料はかかりません。つみたて投資枠の対象となる公募株式投資信託は、購入時手数料がゼロであることが要件の1つとなっています」
- 「運用管理費用(信託報酬)は、投資信託を保有する投資家が間接的に負担する費用です。一般に、Y投資信託のようなインデックス型投資信託は、アクティブ型投資信託よりも運用管理費用(信託報酬)が高い傾向があります」
- 「信託財産留保額は、投資信託の組入資産を売却する際に発生する手数料等を、投資信託を換金する投資家に負担してもらうことを目的として設けられているものですが、Y投資信託では、この費用はかかりません」
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正解 2
分野
科目:C.金融資産運用細目:3.投資信託
解説
- 適切。資料を見ると、Y投資信託はつみたて投資枠の対象商品であり購入時手数料が「なし」になっています。つみたて投資枠の対象商品は、購入時と売却時の手数料がゼロであることが条件となっています。
- [不適切]。一般にインデックス型投資信託は、アクティブ型投資信託よりも運用管理費用(信託報酬)が低い傾向にあります。これは、インデックス型ではアクティブ型のように個別に銘柄を選定するコストがなく、指標に連動するように機械的に売買するだけで済むからです。
- 適切。信託財産留保額は、保有している投資信託を途中で解約する際に投資家がファンドに支払う費用で、受取金額から差し引かれます。資料を見ると、Y投資信託は信託財産留保額が「なし」となっているため、解約時に手数料が掛からないことがわかります。
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