FP3級 2022年1月 実技(金財:個人)問14

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問14

仮に、長男Cさんが暦年課税(各種非課税制度の適用はない)により、2024年中にAさんから現金900万円の贈与を受けた場合の贈与税額は、次のうちどれか。
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  1. 147万円
  2. 180万円
  3. 191万円

正解 1

分野

科目:F.相続・事業承継
細目:2.贈与と税金

解説

設問の<資料>で与えられているように、贈与税の税率は「特例贈与財産」と「一般贈与財産」かによって異なります。
特例贈与
祖父母や父母など(直系尊属)から、その年の1月1日において18歳以上の子や孫など(直系卑属)にした贈与
一般贈与
特例贈与以外の贈与
受贈者である長男Cさん(44歳)は、父であるAさんから贈与を受けているので「特例贈与財産」の税率で計算することになります。暦年課税では基礎控除額110万円を控除した後の残額に税率を乗じて贈与税額を求めるので、

 贈与税の課税価格:900万円-110万円=790万円
 贈与税額:790万円×30%-90万円=147万円

したがって[1]が正解です。