FP3級 2020年1月 実技(金財:保険)問4

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問4

はじめに、Mさんは、Aさんが提案を受けた生命保険について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。
  1. 「厚生労働省の患者調査等の各種データでは、入院日数が年々長期化しており、退院後の通院時の療養に係る費用負担も大きくなっていますので、医療保障を検討する場合は、退院後の通院に対する保障を充実させることも大切です」
  2. 「先進医療の治療を受けた場合、診察料および投薬料に係る費用は公的医療保険の対象となりますが、技術料に係る費用は全額自己負担となりますので、先進医療特約の付加をお勧めします」
  3. 「指定代理請求特約は、給付金や保険金などについて、Aさんが請求できない所定の事情がある場合に、あらかじめ指定された代理人がAさんに代わって請求することができる特約です」

正解 1

分野

科目:B.リスク管理
細目:3.生命保険

解説

  1. [不適切]。厚生労働省のデータでは入院日数は年々短期化しています。この傾向を踏まえて、最近では入院だけでなく退院後の通院に対する保障の充実が重要視されるようになっています。
  2. 適切。先進医療を受けた場合、保険適用の部分と保険適用外の部分が生じます。通常の診察・検査・投薬・入院料等については保険適用になりますが、技術料については保険適用外で、全額自己負担となりますので先進医療特約を付加することが望まれます。
  3. 適切。指定代理請求特約は、被保険者が保険金を請求できない特別な事情がある場合に、指定されている人が代理請求できる特約です。設例では、指定代理請求人に母Bさんが指定されているので、Aさんに所定の事情があるときには母Bさんが代わりに請求できます。
したがって不適切な記述は[1]です。