FP3級 2019年9月 実技(金財:個人)問6(改題)
問6
最後に、Mさんは、「成長投資枠」および「つみたて投資枠」についてアドバイスした。MさんのAさんに対するアドバイスとして、次のうち最も不適切なものはどれか。- 「X社株式を購入する場合は、成長投資枠を利用してください。つみたて投資枠では、上場株式を購入することができません」
- 「つみたて投資枠では、対象銘柄を指定したうえで、累積投資契約に基づく定期かつ継続的な買付けを行います。非課税投資枠は年間120万円、非課税期間は無期限となります」
- 「成長投資枠とつみたて投資枠は、同一年中において、併用して新規投資等に利用することはできません。なお、成長投資枠の非課税投資枠は年間240万円です」
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正解 3
分野
科目:C.金融資産運用細目:10.金融商品と税金
解説
- 適切。上場株式を買い付けることができるのは成長投資枠のみです。成長投資枠では、国内外の上場株式、株式投資信託、ETF、REITなどに投資することができます。これに対して、つみたて投資枠では、購入時と売却時の手数料がゼロ・信託報酬が安い・毎月分配型ではないなどの一定の水準を満たす、長期積立投資に適した投資信託に限定されています。
- 適切。つみたて投資枠では、証券会社などとの契約に基づいて毎月などの決まったタイミングで自動的に一定額の買付けを行います。つみたて投資枠の非課税限度枠は年間120万円、非課税期間は無期限とされています。
- [不適切]。成長投資枠とつみたて投資枠は、それぞれの限度額まで同一年中に併せて利用することができます。成長投資枠は年240万円まで、つみたて投資枠は年120万円までなので、合計で1年間に360万円の非課税投資をすることができます。
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