FP3級 2018年9月 実技(金財:個人)問4(改題)
問4
はじめに、Mさんは、つみたて投資枠についてアドバイスした。MさんのAさんに対するアドバイスとして、次のうち最も不適切なものはどれか。- 「つみたて投資枠に受け入れることができる限度額は年間120万円です。購入方法は累積投資契約に基づく定期かつ継続的な買付けに限られていますので、120万円分を一括で購入することはできません」
- 「つみたて投資枠の非課税期間は、20年間です。つみたて投資枠は、長期の分散投資を前提とした資産運用の方法ですので、短期の売買を目的とした資産運用に利用することには適していません」
- 「つみたて投資枠に受け入れることができる商品は、ETF(上場投資信託)や公募株式投資信託のうち一定の要件を満たすものです。Aさんが購入を検討されているX社株式をつみたて投資枠に受け入れることはできません」
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正解 2
分野
科目:C.金融資産運用細目:10.金融商品と税金
解説
- 適切。つみたて投資枠の非課税投資限度額は年間120万円です。つみたて投資枠の購入方法は、証券会社等との累積投資契約に基づく定期的かつ継続的な買付けに限定されるため、120万円分を一括購入することはできません。
- [不適切]。2024年以降のNISA制度では非課税期間が恒久化されています。成長投資枠・つみたて投資枠ともに非課税期間は無期限です。『20年』というのは2023年までのつみたてNISAの非課税期間です。
- 適切。つみたて投資枠の対象商品は、長期分散投資に適した一定の基準を満たす公募株式投資信託およびETFに限定されており、成長投資枠のように上場株式を買い付けることはできません。
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