FP3級 2018年1月 実技(金財:個人)問4
問4
Mさんは、Aさんに対して、X社株式の投資指標について説明した。Mさんが説明した以下の文章の空欄①~③に入る数値の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。「株価の相対的な割安・割高の度合いを判断する指標として、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などが用いられますが、X社株式のPERは(①)倍、PBRは(②)倍となります。また、株主から出資された資本をいかに効率よく活用して利益を上げているかを判断する指標として用いられるROE(自己資本利益率)については、X社は(③)%となります」
- ① 1 ② 10 ③ 10
- ① 10 ② 1 ③ 10
- ① 10 ② 4 ③ 50
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正解 2
分野
科目:C.金融資産運用細目:5.株式投資
解説
〔①について〕
PER(株価収益率)は株価の割安さを判断する指標で「株価÷1株当たり純利益」で求めます。
1株当たり当期純利益=200億円÷4億株=50円
PER=500円÷50円=10倍
したがって①PER=10倍となります。
〔②について〕
PBR(株価純資産倍率)は株価の割安さを判断する指標で「株価÷1株当たり純資産」で求めます。
1株当たり当期純資産=2,000億円÷4億株=500円
PBR=500円÷500円=1倍
したがって②PBR=1倍となります。
〔③について〕
ROE(自己資本利益率)は、ある期間の企業活動において「株主の投資額に比してどれだけ効率的に利益を獲得したか」を判断するのに用いられる指標で「(当期純利益÷純資産)×100」で求めます。当期純利益が200億円、純資産が2,000億円ですので、
ROE(%)=200億円2,000億円×100=10%
したがって③ROE=10%となります。
以上より[2]の組合せが適切です。
PER(株価収益率)は株価の割安さを判断する指標で「株価÷1株当たり純利益」で求めます。
1株当たり当期純利益=200億円÷4億株=50円
PER=500円÷50円=10倍
したがって①PER=10倍となります。
〔②について〕
PBR(株価純資産倍率)は株価の割安さを判断する指標で「株価÷1株当たり純資産」で求めます。
1株当たり当期純資産=2,000億円÷4億株=500円
PBR=500円÷500円=1倍
したがって②PBR=1倍となります。
〔③について〕
ROE(自己資本利益率)は、ある期間の企業活動において「株主の投資額に比してどれだけ効率的に利益を獲得したか」を判断するのに用いられる指標で「(当期純利益÷純資産)×100」で求めます。当期純利益が200億円、純資産が2,000億円ですので、
ROE(%)=200億円2,000億円×100=10%
したがって③ROE=10%となります。
以上より[2]の組合せが適切です。
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