FP3級 2018年1月 実技(金財:個人)問5

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問5

Mさんは、Aさんに対して、AさんがY社債を購入する場合の留意点等について説明した。Mさんの説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。
  1. 「債券や債券の発行体の信用状態に関する評価の結果を記号等で示したものを信用格付といい、一般に、BB(ダブルB)格相当以上の格付が付されていれば、投資適格債券とされます」
  2. 「一般に、信用格付の高い債券は、表面利率や償還期限等の他の条件が同一であれば、信用格付の低い債券と比較して、債券価格は高く、利回りは低くなります」
  3. 「Y社債の利子については、原則として、利子の支払時において所得税および復興特別所得税と住民税の合計で20.315%の税率による源泉(特別)徴収がされます」

正解 1

分野

科目:C.金融資産運用
細目:4.債券投資

解説

  1. [不適切]。格付は債券の信用度を表す指標でAAAからDまであります。一般にBBB相当以上の債券は投資適格債券、BB相当以下の債券は投機的債券(投資不適格債券)とされます。
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  2. 適切。一般的に信用格付が高い債券ほど、債券価格が高く、利回りは低くなります。
  3. 適切。Y社債のような公社債の利子や償還益は、申告分離課税の対象となり、受取時に所得税・復興特別所得税および住民税の合計20.315%が源泉徴収されます。
したがって不適切な記述は[1]です。