FP3級 2017年9月 実技(金財:個人)問5(改題)

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問5

Mさんは、Aさんに対して、株式投資について説明した。Mさんの説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。
  1. 「国内の金融商品取引所において、上場株式を普通取引で売買した場合、売買が成立した日から起算して4営業日目に受渡しが行われます」
  2. 「同一銘柄について、価格の異なる複数の買い指値注文がある場合、価格の高い指値注文から優先して売買が成立します」
  3. 「国内上場株式の売買において、通常、成行注文は指値注文に優先するため、売買が成立しやすくなります」

正解 1

分野

科目:C.金融資産運用
細目:5.株式投資

解説

  1. [不適切]。後半部分の「4営業日目」という記述が間違いです。国内上場株式の受渡しは、約定日から起算して3営業日に行われます。
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    ※3営業日からとなったのは2019年7月です。それ以前は4営業日目でした。
  2. 適切。指値注文とは、株式取引の注文方法のひとつで値段を指定して注文することです。株式の売買には「価格優先の原則」があり、同一銘柄に対する複数の買いの指値注文がある場合、価格の高い注文が優先されます。
    また、実際の売買の場面では、買い注文では指値以下、売り注文では指値以上でしか売買成立とならないので、買いの指値注文を行うと約定価格としては指値と同等かそれより低くなります。
  3. 適切。株式の売買には「成行優先の原則」があり、指値注文よりも成行注文が優先されます。
したがって不適切な記述は[1]です。