FP3級 2017年9月 実技(金財:個人)

【第2問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問4》~《問6》)に答えなさい。
 会社員のAさん(40歳)は、これまで定期預金を中心に資産を運用してきたが、先日、証券会社の担当者から、「非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置(以下、当該非課税措置は『NISA』、当該非課税口座に設定される特定非課税管理勘定を『成長投資枠』という)」を利用した資産運用について提案を受けた。Aさんは以前から興味を持っていたX社株式を購入したいと考えており、購入にあたって株式投資の仕組みや株式に関する各種投資指標について知りたいと思っている。そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。
 Aさんが購入を検討しているX社株式に関する資料は、以下のとおりである。

〈X社に関する資料〉
業種
電子部品製造業
特徴
輸出企業のため、円安の環境では業績が向上する。
株価
1,200円
当期純利益
35億円
純資産(自己資本)
350億円
総資産
1,000億円
発行済株式数
3,500万株
前期の配当金の額(年額)
12億6,000万円
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。