FP3級 2017年9月 実技(FP協会:資産設計)問18

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問18

宏光さんは、自宅用マンションの購入に備え、財形住宅貯蓄を利用している。財形住宅貯蓄に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 貯蓄型の財形住宅貯蓄(銀行、証券会社などの財形住宅貯蓄)は、財形年金貯蓄と合わせて元利合計385万円まで非課税となる。
  2. 住宅取得のみでなく、一定の要件を満たせば住宅の増改築でも払出しができる。
  3. 勤労者財産形成促進法の勤労者で、契約申込み時の年齢が55歳未満であれば契約をすることができる。

正解 1

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:8.ライフプラン策定上の資金計画

解説

財形住宅貯蓄とは、勤労者が会社の協力を得て、給与から一定額を天引きして行う、住宅資金のための積立貯蓄です。「財形年金貯蓄」と合わせて、貯蓄残高550万円まで利子等に税金がかかりません。
  1. [不適切]。財形住宅貯蓄は、財形年金貯蓄と合わせて元利合計550万円までは非課税となります。385万円までではありません。
  2. 適切。新規住宅取得だけでなく、工事費が75万円を超えるリフォームなどでの払い出しも可能です。
  3. 適切。勤労者財産形成促進法では、勤労者が55歳未満であることを条件として財形貯蓄をすることができるとされています。
したがって不適切な記述は[1]です。