FP3級 2017年1月 実技(金財:保険)問6

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問6

最後に、Mさんは、提案している個人年金保険の商品内容等について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。
  1. 「【パターン1】【パターン2】ともに、加入後、早期に解約した場合、解約返戻金額は払込保険料累計額を大きく下回ります。個人年金保険は、老後の生活資金の準備を目的とする長期の契約であることをご理解いただき、加入を検討してください」
  2. 「【パターン1】の場合、保証期間中および保証期間経過後ともに、被保険者(年金受取人)であるAさんがご存命である場合に限り、年金が支払われます」
  3. 「【パターン2】の確定年金の受取期間中にAさんが亡くなった場合であっても、残余期間の年金額を相続人が受け取ることができます」

正解 2

分野

科目:B.リスク管理
細目:3.生命保険

解説

  1. 適切。個人年金保険の解約返戻率は短期で解約するほど悪くなります。解約返戻金が払込保険料累計額を下回ると単純に損をしたことになってしまうため、中途解約には十分に気を付けなければなりません。
  2. [不適切]。【パターン1】の保証期間付終身年金は、保証期間中は被保険者の生死にかかわらず確実に年金を受け取ることができる商品です。保証期間経過後は、被保険者が存命している限り年金支払いが続きます。
    【パターン2】は、10年確定年金なので10年は確実に年金を受け取れます。10年経過時点で契約が消滅し、その後は生死にかかわらず年金はありません。
  3. 適切。確定年金の受取期間中に契約者が死亡した場合、相続人が一時金または年金として受け取りを承継します。
したがって不適切な記述は[2]です。