FP3級 2015年5月 実技(金財:個人)問12

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問12

建築予定の賃貸アパートを経営する場合の留意点に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. Aさんが、建築した賃貸アパートの賃貸を自ら行う場合、宅地建物取引業の免許を取得する必要がある。
  2. Aさんが、建築した賃貸アパートの貸借の媒介を宅地建物取引業者に委託する場合、その媒介に関して支払う報酬額の上限は賃料の2カ月分に相当する額となる。
  3. 契約の更新がないこととする旨を定める定期建物賃貸借契約(定期借家契約)を締結する場合、公正証書による等書面によって行わなければならない。

正解 3

分野

科目:E.不動産
細目:6.不動産の賃貸

解説

  1. 不適切。宅地建物取引業とは、宅地・建物の売買・交換やその代理・媒介、貸借の代理、媒介を業として行うことです。自分の所有する物件を自ら賃貸する、いわゆる大家業は宅地建物取引業の取引には当たらないため免許は不要になります。
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  2. 不適切。居住用建物の貸借の媒介では、その媒介に関して宅地建物取引業者が受領できる報酬額の上限は「賃料の1カ月分+消費税相当額」になります。
  3. [適切]。定期借家契約は、公正証書による等書面によって締結しなければなりません。※公正証書が推奨されますが書面であればOKという意味です。
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したがって適切な記述は[3]です。