FP3級過去問題 2009年5月学科試験 問57

問57

貸家の相続税における財産評価額は、()の算式により評価した金額である。
  1. 固定資産税評価額×(1-借家権割合×賃貸割合)
  2. 固定資産税評価額×借家権割合×賃貸割合
  3. 固定資産税評価額×(1-借地権割合)

正解 1

問題難易度
肢168.0%
肢211.1%
肢320.9%

解説

貸家の用に供されている家屋は、その家屋の固定資産税評価額に借家権割合賃貸割合を乗じた価額を、その家屋の固定資産税評価額から控除して評価します。すなわち固定資産評価額のうち、"借家権割合×賃貸割合"以外の部分になります。これを表したのが次の式です。

 貸家の評価額=家屋の固定資産評価額×(1-借家権割合×賃貸割合)

例えば、家屋の固定資産税評価額が1,000万円、借家権割合が30%である地域、賃貸割合が100%である場合、1,000万円×(1-30%×100%)で財産評価額は700となります。

したがって[1]の式が適切です。
借家権割合
貸家に対する借主の権利割合
賃貸割合
実際に貸し出されている度合い

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