FP3級過去問題 2017年5月学科試験 問59

問59

貸家の用に供されている家屋の相続税評価額は、()の算式により算出される。
  1. 家屋の固定資産税評価額×(1-借家権割合×賃貸割合)
  2. 家屋の固定資産税評価額×(1-借地権割合×賃貸割合)
  3. 家屋の固定資産税評価額×(1-借家権割合×借地権割合)

正解 1

問題難易度
肢162.4%
肢213.6%
肢324.0%

解説

貸家の用に供されている家屋は、その家屋の固定資産税評価額に借家権割合賃貸割合を乗じた価額を、その家屋の固定資産税評価額から控除して評価します。すなわち固定資産評価額のうち、"借家権割合×賃貸割合"以外の部分になります。これを表したのが次の式です。

 貸家の評価額=家屋の固定資産評価額×(1-借家権割合×賃貸割合)

例えば、家屋の固定資産税評価額が1000万円、借家権割合が30%である地域、賃貸割合が100%である場合、1000万円×(1-30%×100%)で財産評価額は700万円となります。

したがって[1]の式が適切です。
借家権割合
貸家に対する借主の権利割合
賃貸割合
実際に貸し出されている度合い

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