FP3級 2026年5月学科試験 問5

問5

中小企業退職金共済の掛金は、その全額を事業主が負担し、掛金の一部を従業員に負担させることはできない。

正解 

解説

中小企業退職金共済制度(中退共)は、中小企業が従業員のために退職金制度を設けやすくするための国の制度です。独力で退職金制度を整えることが難しい中小企業を支援し、従業員の福祉向上と中小企業の振興を目的としています。

仕組みとしては、事業主が中退共と契約し、毎月の掛金(原則5,000円~30,000円)を納付します。掛金は全額事業主負担です。従業員が退職したときは、従業員本人の請求に基づいて、中退共から退職金が直接支払われます。

中小企業退職金共済の掛金は、全額事業主が負担します。掛金の一部でも従業員に負担させることはできません。したがって記述は[適切]です。

【参考】事業主側のメリットとしては、退職金制度を比較的簡単に導入できること、掛金が損金・必要経費として扱われること、新規加入時や掛金増額時に国の助成を受けられる場合があることが挙げられます。