FP3級 2025年5月 実技(金財:個人)問5
問5
Mさんは、株式取引の仕組み等について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。
- 「上場株式を証券取引所の普通取引で売買したときの受渡しは、原則として、約定日(売買成立日)から起算して4営業日目に行われます」
- 「上場株式の注文方法には、成行注文と指値注文がありますが、成行注文は指値注文に優先して売買が成立します」
- 「権利付き最終日である2025年5月30日までにX社株式を買付約定(購入)すれば、X社株式の次回の期末配当を受け取ることができます」
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正解 2
分野
科目:C.金融資産運用細目:5.株式投資
解説
- 不適切。4営業日目ではありません。国内の証券取引所における上場株式の普通取引では、売買成立日(約定日)から起算して3営業日目に決済(受渡し)が行われます。

- [適切]。成行注文は「X社の株式を1,000株売りたい」というように値段を指定しない注文方法、指値注文は「X社の株式を1株100円で1,000株売りたい」というように値段の上限または下限を指定する注文方法です。証券取引所での売買には「成行優先の原則」があり、指値注文よりも成行注文が優先されます。
- 不適切。配当を受けるためには、権利確定日の5/30(金)時点において株式を保有していなければなりません。株式の受渡日は売買成立日から起算して3営業日後なので、権利確定日の2営業日前に当たる5/28(水)までに買付が必要です。5/30(金)に買付けた場合、受渡日は6/3(火)となるため、配当を受け取ることはできません。
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