FP3級 2025年5月 実技(金財:保険)問9
問9
Mさんは、X社が現在加入している長期平準定期保険について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。
- 「当該定期保険の単純返戻率(解約返戻金額÷払込保険料累計額)は、保険期間の経過に伴って増加し、保険期間の満了時に最大となります」
- 「当該定期保険を払済終身保険に変更する場合、商品内容の変更になるため、Aさんは改めて健康状態等についての告知をする必要があります」
- 「当該定期保険を解約し、X社が受け取る解約返戻金は、Aさんに支給する役員退職金の原資とするほか、借入金の返済資金や設備投資等の事業資金として活用することもできます」
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正解 3
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
- 不適切。長期平準定期保険の解約返戻率は、一定期間までは増え続けてピーク期間が長く続きますが、満期に近づくにつれ逓減していき、満期時にはゼロになります。

- 不適切。払済保険や延長保険は、保険料の払込を中止し、その時点の解約返戻金を原資として一時払いの保険として保障を継続するものです。保障を小さくして現在の保険契約が継続するものであるため、変更に当たって告知や医師の診査は必要ありません。
- [適切]。X社が受け取る解約返戻金の使い道は自由なので、役員退職金の原資として使っても、借入金の返済や設備投資等の事業資金として活用しても問題ありません。
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