FP3級 2025年5月 実技(金財:保険)問5
問5
Mさんは、Aさんが提案を受けた生命保険について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。
- 「先進医療の治療を受けた場合、先進医療に係る技術料は公的医療保険の対象とならず、全額自己負担となります。高額な技術料がかかるケースもありますので、先進医療特約の付加をお勧めします」
- 「Aさんが、がんと診断確定された場合、がん一時金特約から100万円を受け取ることができますが、通常、がんに対する保障については免責期間があり、その期間中にがんと診断確定されたとしてもがん診断給付金は支払われません」
- 「保険料払込期間を終身払込から有期払込に変更することで、毎月の保険料負担は減少し、保険料の払込総額も少なくなります。毎月の保険料負担を軽減するために有期払込を選択することをお勧めします」
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正解 3
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
- 適切。先進医療の治療を受けると、診察や投薬など通常の治療部分には保険が適用されますが、公的医療保険の適用外である技術料は全額自己負担となります。先進医療の技術料は高額になることがあるので、先進医療特約で負担に備えることが大切です。
- 適切。がん保険には、通常、保険始期日から90日間または3カ月間の免責期間が設けられています。この期間中にがんと診断されても保険金は支払われません。
- [不適切]。有期払いに変更すると、月々の保険料負担は今よりも大きくなります。終身払いは平均余命まで支払われることを想定した保険料ですが、有期払いではそれよりも短い一定年齢や一定期間で生涯の保険料総額を払い込まなければならないため、毎月支払う保険料は増加します。
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