FP3級 2025年5月 実技(金財:保険)問4
問4
Mさんは、医療保険の加入時の留意点についてアドバイスした。MさんのAさんに対するアドバイスとして、次のうち最も適切なものはどれか。
- 「医療保険に加入する際には、傷病歴や現在の健康状態などについて告知する必要があります。告知する内容によっては加入できないおそれがありますので、不利な情報は告知しないことをお勧めします」
- 「すべての入院や手術について入院給付金や手術給付金が支払われるわけではありません。医療保険に加入する際には、給付金の支払事由や免責事由など、保障内容を十分に確認することが大切です」
- 「医療保険の申込みは、クーリング・オフ制度の対象とならず、保険会社に過失がある場合を除き、いったん行った申込みを撤回することはできませんので、申し込むかどうかは慎重にご判断ください」
広告
広告
正解 2
分野
科目:B.リスク管理細目:5.第三分野の保険
解説
- 不適切。告知義務違反を勧めているため不適切です。生命保険や医療保険に加入する際には、保険会社が求めた事項(健康状態や既往歴など)についてありのままに告知する義務があります。故意または重大な過失により、事実と異なる内容を告知したり重要な事実を隠したりすると、告知義務違反として保険契約は解除の対象となります。また、解除までに発生した支払事由に対しても保険金は支払われません。
- [適切]。医療保険の入院給付金や手術給付金には、事故か病気かといった原因の違いや、病気の種類、手術の内容、入院の有無や日数などによって、細かい支払い条件が定められていることがあります。加入する前に、こうした支払条件をよく確認しておくことが大切です。
- 不適切。法人契約、契約期間1年未満の保険契約、事業目的の保険契約を除いて、生命保険契約は原則としてクーリング・オフ制度の対象となります。
広告
広告