FP3級 2025年5月 実技(金財:保険)問6
問6
Mさんは、全国健康保険協会管掌健康保険の高額療養費について説明した。Mさんが、Aさんに対して説明した以下の文章の空欄①~③に入る語句または数値の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。
「Aさんに係る医療費の一部負担金の割合は、原則として(①)割ですが、同一月内に、医療機関等に支払った医療費の一部負担金等の合計が自己負担限度額を超えた場合、所定の手続により、自己負担限度額を超えた額が高額療養費として支給されます。
この一部負担金等の合計には、差額ベッド代、入院時の食事代、先進医療に係る費用などは含まれず、70歳未満の者の場合、原則として、医療機関ごとに、入院・外来、医科・歯科別に一部負担金等が(②)円以上のものが対象となります。
また、過去12カ月以内に高額療養費が3回以上支給されると、4回目から自己負担限度額が(③)仕組みがあります」
「Aさんに係る医療費の一部負担金の割合は、原則として(①)割ですが、同一月内に、医療機関等に支払った医療費の一部負担金等の合計が自己負担限度額を超えた場合、所定の手続により、自己負担限度額を超えた額が高額療養費として支給されます。
この一部負担金等の合計には、差額ベッド代、入院時の食事代、先進医療に係る費用などは含まれず、70歳未満の者の場合、原則として、医療機関ごとに、入院・外来、医科・歯科別に一部負担金等が(②)円以上のものが対象となります。
また、過去12カ月以内に高額療養費が3回以上支給されると、4回目から自己負担限度額が(③)仕組みがあります」
- ① 1 ② 12,000 ③ 引き下げられる
- ① 3 ② 12,000 ③ 引き上げられる
- ① 3 ② 21,000 ③ 引き下げられる
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正解 3
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:4.社会保険
解説
〔①について〕
医療費の自己負担割合は、受診者の年齢によって以下のように異なります。Aさんは30歳なので自己負担割合は3割です。
〔②について〕
70歳未満の人の場合、高額療養費の算定上の一部負担金等に含まれるのは、同一の病院等ごとに「医科・入院」「医科・通院」「歯科・入院」「歯科・通院」に分けて1カ月の自己負担額を計算したときに、自己負担額の合計が21,000円以上であるものに限られます。
例えば、同一月中に支払ったある病院の入院費が5万円、通院費が1万円だったとすると、高額療養費における一部負担金等となるのは入院費だけとなります。なお、70歳以上の方は21,000円以上でなくても合算できます。
〔③について〕
高額療養費制度には、同一世帯で、療養があった月以前の12カ月以内に高額療養費の支給対象となった月が3月以上ある場合(多数該当)、4回目からさらに自己負担限度額が引き下げられる仕組みがあります。
したがって、①3、②21,000、③引き下げられる となる[3]の組合せが適切です。
医療費の自己負担割合は、受診者の年齢によって以下のように異なります。Aさんは30歳なので自己負担割合は3割です。

70歳未満の人の場合、高額療養費の算定上の一部負担金等に含まれるのは、同一の病院等ごとに「医科・入院」「医科・通院」「歯科・入院」「歯科・通院」に分けて1カ月の自己負担額を計算したときに、自己負担額の合計が21,000円以上であるものに限られます。
例えば、同一月中に支払ったある病院の入院費が5万円、通院費が1万円だったとすると、高額療養費における一部負担金等となるのは入院費だけとなります。なお、70歳以上の方は21,000円以上でなくても合算できます。
〔③について〕
高額療養費制度には、同一世帯で、療養があった月以前の12カ月以内に高額療養費の支給対象となった月が3月以上ある場合(多数該当)、4回目からさらに自己負担限度額が引き下げられる仕組みがあります。
したがって、①3、②21,000、③引き下げられる となる[3]の組合せが適切です。
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