FP3級 2023年9月 実技(金財:個人)問6
問6
Mさんは、Aさんに対して、《設例》の米ドル建定期預金に係る課税関係について説明した。Mさんが説明した以下の文章の空欄①~③に入る語句の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。- 「AさんがX銀行の米ドル建定期預金に預け入れをした場合、当該預金の利子に係る利子所得は、所得税および復興特別所得税と住民税を合わせて20.315%の税率による(①)の対象となります」
- 「外貨預金による運用では、外国為替相場の変動により、為替差損益が生じることがあります。為替差益は(②)として、所得税および復興特別所得税と住民税の課税対象となります。なお、為替差損による損失の金額は、外貨預金の利子に係る利子所得の金額と損益通算することが(③)」
- ① 源泉分離課税 ② 雑所得 ③ できません
- ① 源泉分離課税 ② 一時所得 ③ できます
- ① 申告分離課税 ② 雑所得 ③ できます
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正解 1
分野
科目:C.金融資産運用細目:10.金融商品と税金
解説
〔①について〕
外貨建て預金も、円貨の預貯金と同じく利子の受取時に20.315%相当額が源泉徴収されます。それをもって課税関係が終了する源泉分離課税です。
〔②について〕
為替相場の変動により生じた損益は、雑所得として課税されます。なお、為替予約なしの場合は総合課税、為替予約ありの場合は源泉分離課税になるという違いはあります。
〔③について〕
雑所得の損失は損益通算の対象外ですから、為替差損を他の所得と損益通算することはできません。
したがって、①源泉分離課税、②雑所得、③できません となる[1]の組合せが適切です。
外貨建て預金も、円貨の預貯金と同じく利子の受取時に20.315%相当額が源泉徴収されます。それをもって課税関係が終了する源泉分離課税です。
〔②について〕
為替相場の変動により生じた損益は、雑所得として課税されます。なお、為替予約なしの場合は総合課税、為替予約ありの場合は源泉分離課税になるという違いはあります。
〔③について〕
雑所得の損失は損益通算の対象外ですから、為替差損を他の所得と損益通算することはできません。
したがって、①源泉分離課税、②雑所得、③できません となる[1]の組合せが適切です。
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