FP3級過去問題 2023年9月学科試験 問11

問11

景気動向指数において、コンポジット・インデックス(CI)は、景気拡張の動きの各経済部門への波及度合いを測定することを主な目的とした指標である。

正解 

問題難易度
49.2%
×50.8%

解説

景気動向指数は、生産、雇用など様々な経済活動での重要かつ景気に敏感に反応する30系列の指標をもとに作成された、総合的な景気の現状把握や将来予測に使われる指標で、内閣府が毎月公表しています。

景気動向指数にはCIとDIの2つがあり、現在はCIを中心として公表されています。
CI(コンポジット・インデックス)
景気変動の大きさやテンポ(量感)を測定することを目的とする指数。一般的に、CI一致指数が上昇している時は景気の拡張局面、低下している時は後退局面となる。
DI(ディフュージョン・インデックス)
景気の各経済部門への波及の度合い(波及度)を測定することを主な目的とする指数。景気拡張局面では50%を上回り、後退局面では下回る傾向がある。
波及度合いの測定を目的とするのはCIではなくDIなので、記述は[誤り]です。