FP3級過去問題 2023年9月学科試験 問12
問12
追加型の国内公募株式投資信託において、収益分配金支払後の基準価額が受益者の個別元本を下回る場合、当該受益者に対する収益分配金は、その全額が普通分配金となる。広告
正解
問題難易度
○20.8%
×79.2%
×79.2%
分野
科目:C.金融資産運用細目:3.投資信託
解説
株式投資信託から支払われた収益分配金は、課税対象となる「普通分配金」と非課税の「元本払戻金(特別分配金)」に分かれ、その区別は個別元本と分配落ち後の基準価額の関係で決まります。具体的には、下図のように分配落ち後の基準価額に収益分配金を足したときに、個別の元本を上回る部分が「普通分配金」となり、それ以外の部分は「特別分配金」となります。
収益分配金のうち、普通分配金となるのは個別元本を上回る部分だけなので、全部が普通分配金にはなりません。したがって記述は[誤り]です。
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