Aさんの総所得金額の対象となる所得は、事業所得および終身保険の解約返戻金の2つとなります。

【事業所得】
青色申告特別控除適用後の金額なので、そのまま450万円

【解約返戻金 … 一時所得】
生命保険の解約返戻金は既払済保険料との差額が一時所得として所得税の課税対象となります。一時所得は次の算式で計算します。本問では、解約返戻金が収入金額、正味払込保険料が支出金額なので、

　240万円－270万円－50万円＝▲80万円 ⇒ 0円

一時所得の金額の計算上生じた損失は、損益通算の対象外なので無視します。よって、総所得金額は、事業所得の金額と同額の450万円となります。したがって[2]が正解です。