FP3級過去問題 2023年1月学科試験 問35

問35

住宅ローンの返済方法のうち、元利均等返済は、毎月の返済額が一定で、返済期間の経過とともに毎月の元金部分の返済額が()返済方法であり、総返済金額は、他の条件が同一である場合、通常、元金均等返済よりも()。
  1. ① 減少する  ② 多い
  2. ① 増加する  ② 多い
  3. ① 増加する  ② 少ない

正解 2

問題難易度
肢118.6%
肢267.4%
肢314.0%

解説

住宅ローンの返済方法には「元金均等返済方式」と「元利均等返済方式」があります。それぞれの特徴は次のとおりです。
①元金均等返済方式
返済期間を通じて、毎月返済する元金が一定である返済方法。完済に近づくにつれ毎月の返済額が減少していく。
元金を早く返済する分だけ元金につく利息を減らすことができるため、その他の条件が同じであれば、利息を含めた総返済金額は元利均等返済方式よりも少なくなる。
②元利均等返済方式
返済期間を通じて、毎月の返済額が一定である返済方法。完済に近づくにつれ、返済額に占める利息の割合が減り、元金の割合が増えていく
総返済金額は元金均等返済方式よりも多くなるが、返済額が一定であるため返済計画を立てやすい、返済開始当初の負担が少ないというメリットがある。
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したがって、①増加する、②多い の組合せとなる[2]が適切です。