FP3級 2022年1月　実技（金財:個人）問6(改題)

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問6

最後に、Mさんは、上場不動産投資信託（J-REIT）について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。
  1. 「上場不動産投資信託（J-REIT）は、投資家から集めた資金を不動産等に投資し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する投資信託です」
  2. 「上場不動産投資信託（J-REIT）は、成長投資枠を利用して購入することができないため、一般口座や特定口座で購入する必要があります」
  3. 「上場不動産投資信託（J-REIT）の分配金は、不動産所得として課税の対象となります」
123
広告

正解　1

分野

科目：C.金融資産運用
細目：3.投資信託

解説

  1. [適切]。上場不動産投資信託（J-REIT）は、投資家から集めた資金を元に、オフィスビル、賃貸住宅、商業施設、物流施設、ホテル、ヘルスケア施設などに不動産投資を行い、そこから得られる賃貸収入や売買益を投資家に還元する金融商品です。
    3/200.png/image-size:479×144
  2. 不適切。上場不動産投資信託（J-REIT）は、成長投資枠に受け入れることができます。成長投資枠の受入れ対象となる金融商品には、国内外の上場株式のほかに、株式投資信託やETF及びREITがあります。逆に受入れ対象外となる金融商品は、非上場株式、債券および公社債投資信託などの低リスクの商品です。
  3. 不適切。上場不動産投資信託（J-REIT）の分配金は、配当所得として扱われますが、配当控除の適用を受けることはできません。J-REITは法人税控除前の利益を分配する仕組みなので、二重課税の問題は生じないためです。
したがって適切な記述は[1]です。
広告