FP3級 2022年1月 実技(金財:保険)問6

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問6

最後に、Mさんは、Aさんが提案を受けた生命保険の保障内容について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。
  1. 「Aさんが、がんに罹患した場合、三大疾病一時金特約から200万円を受け取ることができます。ただし、通常、がんの保障については契約日から4カ月間の免責期間があります」
  2. 「Aさんが提案を受けた生命保険には、総合医療特約が付加されていますが、がん保障に特化したものや、入院1日目(日帰り入院)から相応の一時金が支払われるものなど、Aさんのニーズに合わせて医療保障を充実させることも検討事項の1つになります」
  3. 「Aさんが、厚生労働大臣が定めた先進医療による療養を受けた場合、先進医療特約から先進医療給付金を受け取ることができます。また、所定の先進医療については、一部の医療機関において、保険会社から医療機関へ直接技術料を支払う制度もありますので、特約に関する内容をご確認ください」

正解 1

分野

科目:B.リスク管理
細目:3.生命保険

解説

  1. [不適切]。がんの保障には、通常、保険始期日から90日間または3カ月間の免責期間が設けられています。"4カ月間"ではありません。この期間中にがんと診断されても保険金は支払われません。
  2. 適切。総合医療特約とは、災害入院特約と疾病入院特約を組み合わせた特約です。長期入院の際には心強い保障ですが、入院日数は短期化の傾向にあるので、1日の短期入院でも手厚い保障を受けられるものや、通院保障が付いた保険を検討するのも一つの考え方です。
  3. 適切。先進医療特約は、療養の時点で厚生労働大臣が指定している先進医療を受けた場合に、保険適用外である先進医療費を補填するものです。陽子線治療・重粒子線治療を実施する一部の医療機関について、患者の一時的な治療費負担を軽減するために、先進医療給付金を医療機関に直接支払うサービスを提供している保険会社もあります。
したがって不適切な記述は[1]です。