FP3級 2021年9月 実技(金財:保険)問9

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問9

Mさんは《設例》の定期保険について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。
  1. 「契約者貸付制度を利用する場合、当該制度により借り入れることができる金額は、利用時点での既払込保険料相当額が限度となります」
  2. 「Aさんが死亡した場合にX社が受け取る死亡保険金は、借入金の返済等の事業資金として活用することができます」
  3. 「当該定期保険を払済終身保険に変更する場合、商品内容が変更されるため、Aさんは改めて健康状態等についての告知をする必要があります」

正解 2

分野

科目:B.リスク管理
細目:3.生命保険

解説

  1. 不適切。契約者貸付制度は、解約返戻金の一部を保険会社から借り入れられる制度です。借入限度額は、一般的に解約返戻金70~90%が相場となっています。本肢は利用上限を「既払込保険料相当額」としているため誤りです。
  2. [適切]。死亡保険金の使い道は自由なので、役員の死亡退職金の原資として使っても事業資金として活用しても問題ありません。
  3. 不適切。払済保険や延長保険は、保険料の払込を中止し、その時点の解約返戻金を原資として一時払いの保険として保障を継続するものです。各種特約は消滅しますが、変更に当たって診査や告知は必要ありません。
したがって適切な記述は[2]です。