FP3級 2021年5月 実技(FP協会:資産設計)問7
問7
露木忠則さんが加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、特約は自動更新されているものとする。また、忠則さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。露木忠則さんが、2024年中に初めてがん(悪性新生物)と診断され、治療のために14日間入院し、その間に手術(給付倍率20倍)を1回受けた場合に支払われる保険金は合計(ア)である。
- 515万円
- 520万円
- 524万円
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正解 2
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
露木さんに支給される保険金は、特定疾病保障定期保険特約保険金、入院給付金、手術給付金の3つです。
[特定疾病保障定期保険特約保険金]
特定疾病保障定期保険特約は、被保険者が次のいずれかに該当したときに保険金が支払われる特約です。なお、一度保険金が支払われた時点で特約は消滅します。
[入院給付金の金額]
がんに罹患し入院した場合、対象となるのは次の2つです。5日目から保障の対象となりますので、5日目~14日目の10日間分の入院給付金が受け取れます。
[手術給付金の金額]
手術給付金は、入院給付金日額×給付倍率です。露木さんが受けた手術の給付倍率は20倍なので給付額は「5,000円×20倍=10万円」です。
以上より、給付金の合計は、
500万円+10万円+10万円=520万円
したがって正解は[2]です。
[特定疾病保障定期保険特約保険金]
特定疾病保障定期保険特約は、被保険者が次のいずれかに該当したときに保険金が支払われる特約です。なお、一度保険金が支払われた時点で特約は消滅します。
- 死亡したとき
- 特定疾病(ガン・急性心筋梗塞・脳卒中)に罹患し、所定の状態になったとき
[入院給付金の金額]
がんに罹患し入院した場合、対象となるのは次の2つです。5日目から保障の対象となりますので、5日目~14日目の10日間分の入院給付金が受け取れます。
- 疾病入院特約 … 日額5,000円×10日間=5万円
- 成人病入院特約 … 5,000円×10日間=5万円
[手術給付金の金額]
手術給付金は、入院給付金日額×給付倍率です。露木さんが受けた手術の給付倍率は20倍なので給付額は「5,000円×20倍=10万円」です。
以上より、給付金の合計は、
500万円+10万円+10万円=520万円
したがって正解は[2]です。
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