FP3級 2021年1月 実技(FP協会:資産設計)問10

問10

西山聡さんが契約している自動車保険の主な内容は、下記<資料>のとおりである。<資料>に基づく次の記述のうち、自動車保険による補償の対象とならないものはどれか。なお、いずれも保険期間中に発生したものであり、運転者は聡さんである。また、記載のない事項については一切考慮しないこととする。
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  1. 被保険自動車を運転中に、横断歩道の歩行者に接触し、ケガを負わせた場合の損害賠償。
  2. 被保険自動車を運転中に、単独事故を起こし、車体が損傷した場合の修理費用。
  3. 被保険自動車を駐車場に駐車する際に、誘導中の妻に誤って車が接触し、ケガを負わせた場合の治療費用。

正解 3

分野

科目:B.リスク管理
細目:4.損害保険

解説

  1. 対象となる。運転中に他人を死傷させた場合、対人賠償保険の補償対象となります。
  2. 対象となる。車両保険には、「一般条件」と「車対車+限定A(エコノミータイプ)」という2つのタイプがあります。2つのうち自損事故をカバーするのは一般条件だけです。設問では車両保険のタイプが一般条件なので、単独事故による車両の損傷で生じた修理費用も補償されます。
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  3. [対象とならない]。対人賠償保険は他人を死傷させて賠償責任を負った場合に、自賠責保険での不足額を補償するものです。運転者自身や家族の死傷については補償されません。
したがって補償の対象とならないものは[3]です。