FP3級 2020年9月 実技(FP協会:資産設計)問12

問12

宮本さんは、20年前に購入し、現在居住している自宅の土地および建物を売却する予定である。売却に係る状況が下記<資料>のとおりである場合、所得税における課税長期譲渡所得の金額として、正しいものはどれか。

<資料>
  • 譲渡価額(合計):7,000万円
  • 取得費(合計):2,800万円
  • 譲渡費用(合計):200万円
  • 居住用財産を譲渡した場合の3,000万円特別控除の特例の適用を受けるものとする。
  • 所得控除は考慮しないものとする。
  1. 4,000万円
  2. 1,200万円
  3. 1,000万円

正解 3

分野

科目:E.不動産
細目:5.不動産の譲渡に係る税金

解説

譲渡所得の金額は「譲渡価格-(取得費+譲渡費用)」で算定しますが、設問には「3,000万円の特別控除」を適用するとあるので、注意してください。このため、譲渡所得の金額は「譲渡価格-(取得費+譲渡費用)-特別控除額」で求めます。

 7,000万円-(2,800万円+200万円)-3,000万円=1,000万円

したがって[3]が正解です。