FP3級過去問題 2020年9月学科試験 問43

問43

会社が自己資本をいかに効率よく活用して利益を上げているかを判断する指標として用いられる()は、当期純利益を自己資本で除して求められる。
  1. PBR
  2. ROE
  3. PER

正解 2

問題難易度
肢115.9%
肢261.7%
肢322.4%

解説

ROE(自己資本利益率)は、当期純利益を自己資本で除した値で、一年間の企業活動を通じて、株主の投資額を使ってどれだけ効率的に利益を獲得したかを判断するのに用いられる指標です。株主資本の効率的活用の度合いがわかるので、株主が企業に投資する際に目安の一つとなります。ROEは以下の式で算出されます。

 ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100

算出方法の説明からROE(自己資本利益率)とわかります。したがって[2]が適切です。
  1. PBR(株価純資産倍率)は、企業について市場が評価した値段(時価総額)が、会計上の解散価値である純資産の何倍であるかを表す指標です。株価を1株当たり純資産で除すことで算出します。
  2. 正しい。
  3. PER(株価収益率)は、1株当たり当期純利益に対する株価の割合を示す指標で、低い値であるほど割安と判断されます。株価を1株当たり当期純利益で除すことで算出します。

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