FP3級 2020年1月 実技(FP協会:資産設計)問11
問11
個人事業主として不動産賃貸業を営む山本さんは、FPで税理士でもある倉田さんに2023年分の所得税より確定申告書の作成を依頼することにした。山本さんの2023年分の収入および必要経費が下記<資料>のとおりである場合、山本さんの2023年分の不動産所得の金額(青色申告特別控除前の金額)として、正しいものはどれか。<資料>
[山本さんの2023年分の収入および必要経費]
- 収入
家賃 380万円(未収家賃・前受家賃は発生していない)
礼金 20万円(全額返還を要しない)
敷金 60万円(退去時に全額返還する予定である) - 必要経費
210万円
- 山本さんは2023年分の所得税から青色申告の承認を受けている。
- 250万円
- 190万円
- 170万円
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正解 2
分野
科目:D.タックスプランニング細目:3.各種所得の内容
解説
不動産所得の金額は「収入金額-必要経費」で計算します。
不動産所得の収入には、貸付けによる賃貸料収入のほかに次のようなものも含まれます。
したがって、不動産所得の金額(青色申告特別控除前の金額)は、
380万円+20万円-210万円=190万円
以上より[2]が正解となります。
不動産所得の収入には、貸付けによる賃貸料収入のほかに次のようなものも含まれます。
- 名義書換料、承諾料、更新料または頭金など
- 敷金や保証金などのうち、返還を要しないもの
- 共益費などの名目で受け取る電気代、水道代や掃除代など
したがって、不動産所得の金額(青色申告特別控除前の金額)は、
380万円+20万円-210万円=190万円
以上より[2]が正解となります。
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