FP3級過去問題 2020年1月学科試験 問42
問42
追加型株式投資信託を基準価額1万800円で1万口購入した後、最初の決算時に1万口当たり300円の収益分配金が支払われ、分配落ち後の基準価額が1万600円となった場合、その収益分配金のうち、普通分配金は(①)であり、元本払戻金(特別分配金)は(②)となる。- ① 100円 ② 200円
- ① 200円 ② 100円
- ① 300円 ② 0円
広告
正解 1
問題難易度
肢163.7%
肢228.9%
肢37.4%
肢228.9%
肢37.4%
分野
科目:C.金融資産運用細目:3.投資信託
解説
株式投資信託から支払われた収益分配金は、課税対象となる「普通分配金」と非課税の「元本払戻金(特別分配金)」に分かれ、その区別は個別元本と分配落ち後の基準価額の関係で決まります。具体的には、下図のように分配落ち後の基準価額に収益分配金を足したときに、個別の元本を上回る部分が「普通分配金」となり、それ以外の部分は「特別分配金」となります。設問のケースでは、当初個別元本が1万800円、収益分配金が300円、分配落ち後の基準価額が1万600円ですから、普通分配金は次のように算出されます。10,600円+300円-10,800円
=10,900円-10,800円=100円
また元本払戻金(特別分配金)は、収益分配金のうち普通分配金以外の部分なので、
300円-100円=200円
したがって[1]の組合せが適切です。
広告