FP3級 2019年9月 実技(金財:保険)問5

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問5

次に、Mさんは、Aさんが提案を受けている生命保険の保障内容について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。
  1. 「Aさんが60歳までに死亡した場合、最低でも850万円(一時金600万円+年金50万円×5年)の死亡保障があります。加入される前に、Aさんの必要保障額を計算し、過不足のない適正額の死亡保障を準備することをお勧めします」
  2. 「Aさんが厚生労働大臣が定めた先進医療による療養を受けたとき、その先進医療の技術に係る費用と同額を先進医療給付金として受け取れます。なお、先進医療特約の対象は入院を伴った治療のみであり、外来での治療は対象外となります」
  3. 「Aさんが所定の重度疾病に罹患した場合、重度疾病保障特約により、200万円を受け取ることができます。ただし、通常、がんの保障については30日間の免責期間があります」

正解 1

分野

科目:B.リスク管理
細目:3.生命保険

解説

  1. [適切]。Aさんの死亡保障は次の通りです。
    • 終身保険 100万円
    • 定期保険特約 500万円
    • 収入保障特約 50万円×5年=250万円
      ※(注1)に最低支払保証期間は5年とあるため
    以上の合計で850万円です。
  2. 不適切。入院を伴う治療のみならず、外来による治療も先進医療特約の対象です。
  3. 不適切。がん保険には、通常、保険始期日から90日間または3カ月間の免責期間が設けられています。この期間中にがんと診断されても保険金は支払われません。
したがって適切な記述は[1]です。