FP3級 2019年9月 実技(FP協会:資産設計)問9

問9

柴田さんは、地震保険についてFPの横川さんに質問をした。地震保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 地震保険は、住宅総合保険などの火災保険契約に付帯して契約する必要はなく、単独で契約することができる。
  2. 地震により、居住用の建物に収容されている家財のうち、1個または1組の価額が30万円を超える骨とう品が損害を受けた場合、地震保険の補償の対象となる。
  3. 噴火により、居住用の建物が大半損となった場合、地震保険の補償の対象となる。

正解 3

分野

科目:B.リスク管理
細目:4.損害保険

解説

  1. 不適切。地震保険は、必ず火災保険等とセットで付帯契約として加入します。地震保険単独での加入はできません。
  2. 不適切。地震保険では、居住用の建物とそれに収容されている家財は補償対象となりますが、1個または1組の価格が30万円を超える貴金属・宝石・骨とう、通貨、有価証券(小切手、株券、商品券等)、預貯金証書、印紙、切手、自動車等は対象とはなりません。
  3. [適切]。地震保険は地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没または流失による被害を補償する地震災害専用の保険です。地震保険では、保険対象が「全損」「大半損」「小半損」「一部損」のいずれかの状態であるとされたときに保険金が支払われます。
したがって適切な記述は[3]です。