FP3級 2019年9月 実技(FP協会:資産設計)問10

問10

野村忠さんが契約している自動車保険の主な内容は、下記<資料>のとおりである。<資料>に基づく次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、いずれも保険期間中に損害が発生したものであり、運転者は忠さんである。また、記載のない事項については一切考慮しないこととする。
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  1. 自動車を運転中に、他の自動車と衝突事故を起こし、忠さんが重傷を負った場合、人身傷害保険の補償の対象となる。
  2. 自動車を運転中に、誤ってブロック塀に接触し、被保険自動車が破損した場合、車両保険の補償の対象となる。
  3. 自動車を駐車場に駐車する際に、誘導中の妻に誤って車が接触し、ケガを負わせた場合、対人賠償保険の補償の対象となる。

正解 3

分野

科目:B.リスク管理
細目:4.損害保険

解説

  1. 適切。人身傷害保険に加入しているので補償対象となります。人身傷害保険は、運転者・搭乗者が死傷したり後遺障害を被った場合、過失の有無にかかわらず、示談の結果を待たずに治療費などの損害額が補償されます。
  2. 適切。車両保険が一般条件ですので、自損事故も補償対象となります。
  3. [不適切]。対人賠償保険は他人を死傷させて賠償責任を負った場合、自賠責保険での不足額を補償します。運転者自身や家族等のケガについては補償されません。
したがって不適切な記述は[3]です。