FP3級 2019年9月 実技(FP協会:資産設計)問7

問7

土地の登記記録に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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  1. 土地を最初に取得した者がする所有権保存登記は、(ア)に記録される。
  2. 土地が売買により取得された場合、買主がする所有権移転登記は、(イ)に記録される。
  3. 工場を建設する際に、金融機関から融資を受け、土地を担保として抵当権が設定される場合、抵当権設定登記は、(ウ)に記録される。

正解 1

分野

科目:E.不動産
細目:1.不動産の見方

解説

土地の登記記録は、土地や建物の所在・面積のほか、所有者の住所・氏名などを記録した公の帳簿で、1区画の土地又は1個の建物ごとに「表題部」と「権利部」に区分して作成されています。
  1. [不適切]。表題部には、土地の場合、所在・地番・地目(土地の現況)・地積(土地の面積)などが記録されます。所有権が記録されるのは権利部甲区です。
  2. 適切。権利部甲区には「所有権」に関する登記事項が記録されます。
  3. 適切。権利部乙区には抵当権などの「所有権以外の権利」に関する登記事項が記録されます。所有権以外の権利には、他に賃借権、使用権、質権、先取特権、地役権などがあります。
したがって不適切な記述は[1]です。