FP3級 2019年9月　実技（FP協会:資産設計）問5

問5

下記＜資料＞に基づくSZ株式会社の投資指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、購入時の手数料および税金は考慮しないこととする。
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  1. 株価収益率（PER）で比較した場合、SZ株式会社の株価は日経平均採用銘柄の平均（予想ベース）より割安である。
  2. 株価純資産倍率（PBR）で比較した場合、SZ株式会社の株価は東京証券取引所市場第1部（東証1部）全銘柄の平均より割高である。
  3. 配当利回りで比較した場合、SZ株式会社の配当利回りは東京証券取引所市場第1部（東証1部）全銘柄の単純平均（予想ベース）より高い。
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正解　2

分野

科目：C.金融資産運用
細目：5.株式投資

解説

  1. 適切。PERは「株価÷1株当たり純利益」で求めます。SZ株式会社の株価は280円、1株当たり純利益は27円ですから、PER「280円÷27円≒10.37倍」です。
    これに対して日経平均採用銘柄の平均PERは11.96倍です。PERは低いほど割安であると判断されるので、SZ株式会社の方が割安です。
  2. [不適切]。PBRは「株価÷1株当たり純資産」で求めます。SZ株式会社の株価は280円、1株当たり純資産は310円ですから、PBR「280円÷310円≒0.90倍」です。
    これに対して東証1部全銘柄の平均PBRは1.16倍です。PBRは低いほど割安であると判断されるので、SZ株式会社の方が割安です。
  3. 適切。配当利回りは「1株当たり年間配当金÷株価×100」で求めます。SZ株式会社の株価は280円、1株当たり年間配当金は9.5円ですから、配当利回り(%)「9.5円÷280円×100≒3.39%」です。
    これに対して東証1部全銘柄の平均配当利回り（単純平均）は2.03％なので、SZ株式会社の方が高いです。
したがって不適切な記述は[2]です。
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