FP3級過去問題 2019年9月学科試験 問39

問39

損害保険において、保険契約者が負担する保険料と事故発生の際に支払われる保険金は、それぞれの事故発生リスクの大きさや発生確率に見合ったものでなければならないとする考え方を、()という。
  1. 大数の法則
  2. 給付・反対給付均等の原則(公平の原則)
  3. 収支相等の原則

正解 2

問題難易度
肢121.0%
肢247.0%
肢332.0%

解説

3つの原則は保険料の算出の前提となっている基本的な考え方です。
大数の法則
サイコロを振り続けると各出目の出現率が理論上の1/6に近づくように、数が少なく不確定なことでも、集団になると一定の法則が成り立つこと
給付・反対給付均等の原則(公平の原則)
契約者が支払う保険料と保険事故発生の際に支払われる保険金の数学的期待値(保険金額×発生確率)が等しくなるように保険料を決定すること
同じ保険金額でも発生確率の高低に合わせて保険料が変わるので、保険契約者の負担は公平となること
収支相等の原則
契約者全体が支払う保険料の総額と保険会社が受取人全体に支払う保険金の総額が等しくなるように保険料を計算すること
記述は「給付・反対給付均等の原則(公平の原則)」を説明したものです。したがって[2]が正解です。