FP3級 2019年5月 実技(金財:保険)問1

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問1

はじめに、Mさんは、Aさんが現時点(2019年5月26日)において死亡した場合に妻Bさんに支給される遺族基礎年金の年金額(2018年度価額)を試算した。Mさんが試算した遺族基礎年金の年金額の計算式として、次のうち最も適切なものはどれか。
  1. 779,300円+224,300円=1,003,600円
  2. 779,300円+224,300円+74,800円=1,078,400円
  3. 779,300円+224,300円+224,300円=1,227,900円

正解 3

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:5.公的年金

解説

被保険者が死亡日に65歳未満の場合、死亡日の前々月までの1年間に保険料の滞納がなければ、死亡した被保険者に生計を維持されていた「子」または「子のある配偶者」に遺族基礎年金が支給されます。年金法において「子」とは次の者に限ります。
  • 18歳到達年度の末日(3月31日)を経過していない子
  • 20歳未満で障害年金の障害等級1級または2級の子
子がいる妻Bさんは遺族基礎年金を受給することができます。

遺族基礎年金の額(2018年度価額)は以下の式で決定されます。

 779,300円+子の加算
 子の加算=第1子・第2子 各224,300円、第3子以降 各74,800円

配偶者が受給する場合は「子の加算分」が必ず付きます(子がいなければ、配偶者に遺族基礎年金の受給権が発生しないためです)。2人の子はともに18歳未満なので、子の加算分は224,300円×2となります。

よって、Bさんが受給できる遺族基礎年金の金額は、

 779,300円+224,300円+224,300円=1,227,900円

したがって[3]が正解です。