〔①建築面積の上限〕
建築面積の限度は「敷地面積×建ぺい率」の式で求めます。

設例には「指定建ぺい率：60％」とあります。設例中には防火地域や角地といった記載がないため、建ぺい率の緩和の適用は考える必要はありません。よって、①最大の建築面積は、

　180㎡×60％＝108㎡

〔②延べ面積の上限〕
延べ面積の限度は「敷地面積×容積率」の式で求めます。そして、その敷地の前面道路の幅員が12ｍ未満の場合、容積率には次の2つのうち小さいほうが適用されます。

• 都市計画の指定容積率
• 前面道路の幅×法定乗数

設問の事例では、指定容積率が200％、前面道路の幅×法定乗数が「6ｍ×0.4＝2.4＝240％」なので、容積率は2つを比べて小さい200％となります。敷地面積が180㎡なので、②最大の延べ面積は、

　180㎡×200％＝360㎡

以上より[2]の組合せが適切です。