FP3級 2019年1月 実技(金財:個人)問4(改題)

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問4

はじめに、Mさんは、株価指数について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。
  1. 「東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所の東京証券取引所のプライム市場、スタンダード市場、グロース市場に上場している内国普通株式の対象銘柄を対象とする株価指数です。時価総額の大きい銘柄(大型株)の値動きの影響を受けやすいという特徴があります」
  2. 「日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場およびスタンダード市場に上場している代表的な400銘柄で構成される修正平均型の株価指数です。株価水準の高い銘柄(値がさ株)の値動きの影響を受けやすいという特徴があります」
  3. 「ダウ・ジョーンズ工業株価平均(ダウ平均株価)は、ニューヨーク証券取引所に上場している全銘柄で構成される修正平均型の株価指数です。分散投資の観点から、ダウ平均株価に連動する投資信託を購入することも検討事項の1つです」

正解 1

分野

科目:C.金融資産運用
細目:5.株式投資

解説

  1. [適切]。東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所ののプライム市場、スタンダード市場、グロース市場に上場している内国普通株式の対象銘柄(旧・市場第一部の全銘柄)の時価総額を、1968年1月4日の終値を100として指数化した時価総額加重型の株価指数です。計算方法の性質上、TOPIXは時価総額の大きな銘柄(大型株)の影響を受けやすくなっています。
  2. 不適切。日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場に上場している株式のうち225銘柄の株価合計を銘柄数で割った修正平均型の株価指数です。本肢の説明は、スタンダード市場の銘柄は含まれない点、400銘柄という点が誤りです。
  3. 不適切。ダウ工業株価平均は、ニューヨーク証券取引所に上場している全銘柄ではなく代表的な30銘柄で構成される修正平均型の株価指数です。工業株としていますが、実際には輸送と公共事業以外であれば全ての会社が対象となり、2022年現在、アップル・マクドナルド・Visa・ナイキ・ゴールドマンサックスなど多岐にわたる業種が選定されています。
したがって適切な記述は[1]です。