FP3級 2019年1月 実技(FP協会:資産設計)問9

問9

鶴見一郎さんが加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、特約は自動更新されているものとする。また、一郎さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
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鶴見一郎さんが、2024年中にぜんそく発作で死亡(急死)した場合に支払われる死亡保険金は、合計()である。
  1. 1,700万円
  2. 2,000万円
  3. 2,200万円

正解 3

分野

科目:B.リスク管理
細目:3.生命保険

解説

鶴見さんは「喘息発作で急死」ということですから、加入している保険証券の「ご契約内容」を確認し、対象となる保険金額をすべて足します。

まず次の2つは死因に関係なく支払われます。
  • 終身保険金額(主契約保険金額):200万円
  • 定期保険特約保険金額:1,500万円
特定疾病保障定期保険特約は、被保険者が次のいずれかに該当したときに保険金が支払われる特約です。なお、一度保険金が支払われた時点で特約は消滅します。
  1. 死亡したとき
  2. 特定疾病(ガン・急性心筋梗塞・脳卒中)に罹患し、所定の状態になったとき
本問では、一度も保険金が支払われていない状態で死亡に至ったため(1.に該当)、特定疾病保障定期保険特約保険金が支払われます。
  • 特定疾病保障定期保険特約保険金額:500万円
傷害特約については、不慮の事故により事故の日から180日以内に死亡した場合に保険金が支払われる特約ですので、今回のケースでは対象外です。また、本問のケースでは入院や手術もありませんので、入院特約についても支払い対象外です。

3つを合計すると死亡保険金額は2,200万円になります。したがって[3]が正解です。