FP3級 2018年5月 実技(金財:個人)問4

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問4

Mさんは、Aさんに対して、外貨預金について説明した。Mさんが説明した次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 「国内金融機関に預け入れた外貨預金は、元本1,000万円までとその利息が預金保険制度による保護の対象となります」
  2. 「米ドル建て定期預金の満期時の為替レートが、預入時の為替レートに比べて円高・米ドル安となった場合、円換算の運用利回りは向上します」
  3. 「米国の金利が上昇した場合、一般的に米ドルによる投資需要が高まることから、円を売却して米ドルを購入する動きが進み、その結果、為替レートが円安・米ドル高となる可能性があります」

正解 3

分野

科目:C.金融資産運用
細目:6.外貨建て商品

解説

  1. 不適切。国内金融機関に預け入れたものであっても、外貨預金は預金保険制度の対象とはなりません。
  2. 不適切。円高・ドル安に動くと、相対的にドルの価値が低下するので円換算での運用利回りは低下します。仮に、1ドルが110円の状態から1ドル100円になると、1ドルを円換算したときに得られる金額が110円から100円に減ってしまうからです。
  3. [適切]。米国の金利が上昇する→米ドルの需要が高まる→円を売って米ドルを買う動きが活発になる→円安ドル高に為替が動く、という流れになります。日本の金利が上昇すると逆の動きが起こります。
したがって適切な記述は[3]です。