FP3級 2017年9月 実技(金財:保険)問5

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問5

次に、Mさんは、Mさんが提案した生命保険の内容について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。
  1. 「収入保障特約は、最低支払保証期間を除き、保険期間の経過とともに年金受取総額が減少していく特徴を持っています」
  2. 「所定の重度疾病に罹患した場合、重度疾病保障定期保険特約により、300万円を受け取ることができます。さらに、その後、死亡した場合には当該特約により死亡保険金300万円が妻Bさんに支払われます」
  3. 「総合医療特約において、疾病・災害入院給付金、手術給付金等の保障は準備されていますが、がん保障に特化したものや退院後の通院保障など、Aさんのニーズに合わせて医療保障を充実させることも検討事項の1つになります」

正解 2

分野

科目:B.リスク管理
細目:3.生命保険

解説

  1. 適切。収入保障特約には、被保険者が死亡・高度障害状態になったときに、決まった年齢まで年金形式で保険金が支払われる特約です。この特約では、子供が成人するまでとか、夫が定年するまでのように、収入保障が欲しい期間を保険期間に設定します。
    保険期間の経過とともに年金受取総額が減っていくので、全期間にわたり当初の保険金が受け取れる生命保険と比較すると、保険料を抑えることができます。
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  2. [不適切]。重度疾病保障保険特約は、所定の重度疾病に罹患した場合に受け取ることができます。一度受け取るとその特約は消滅しますので、死亡保険金に300万円が加算されることはありません。
  3. 適切。総合医療特約とは、全ての保険のベースになるような特約です。入院給付、手術給付など、誰にでもリスクがある部分をカバーします。ただし、年代に応じて病気やケガのリスクは様々ですので、ガンに特化した保障を追加するなどさらに細分化した特約を付帯するなどしても安心です。
したがって不適切な記述は[2]です。