FP3級 2017年9月 実技(FP協会:資産設計)問14

問14

杉山恵美さん(28歳)が平成28年中に贈与を受けた財産の価額と贈与者は以下のとおりである。杉山さんの平成28年分の贈与税額として、正しいものはどれか。なお、平成28年中において、杉山さんはこれ以外の財産の贈与を受けておらず、相続時精算課税制度は選択していないものとする。
  • 杉山さんの父からの贈与現金 240万円
  • 杉山さんの母からの贈与現金 180万円
※上記の贈与は、住宅取得等資金や教育資金、結婚・子育てに係る資金の贈与ではない。
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  1. 540,000円
  2. 370,000円
  3. 365,000円

正解 3

分野

科目:F.相続・事業承継
細目:2.贈与と税金

解説

今回の杉山さんの場合、父母どちらからも現金を贈与されていますが、暦年課税の場合、この合算した金額から贈与税の基礎控除である110万円を引いた金額が贈与税の課税価額になります。

 贈与税の課税価額=240万円+180万円-110万円=310万円

次に、贈与税の速算表が二つ提示されていますので、どちらを使用すべきか考慮しなくてはいけません。

杉山さんは28歳であり、贈与者である父母はともに直系尊属ですから、「(イ)20歳以上の者が直系尊属から贈与を受けた財産の場合」の速算表を使うことがわかります。

(イ)の速算表の「基礎控除後の課税価格」で、310万円がどこに該当するか確認して実際に計算をします。200万円超400万円以下は、税率15%、控除額10万円とありますので、

 310万円×15%-10万円=36万5,000円

したがって[3]が適切です。