FP3級 2017年9月 実技(FP協会:資産設計)問14
問14
杉山恵美さん(28歳)が2023年中に贈与を受けた財産の価額と贈与者は以下のとおりである。杉山さんの2023年分の贈与税額として、正しいものはどれか。なお、2023年中において、杉山さんはこれ以外の財産の贈与を受けておらず、相続時精算課税制度は選択していないものとする。- 杉山さんの父からの贈与現金 240万円
- 杉山さんの母からの贈与現金 180万円

- 540,000円
- 370,000円
- 365,000円
広告
正解 3
分野
科目:F.相続・事業承継細目:2.贈与と税金
解説
設問に「相続時精算課税制度は選択していないものとする」とあるので暦年課税で計算します。暦年課税の贈与税は、受贈者が1月1日から12月31日までの1年間に贈与を受けた財産の合計額から基礎控除額の110万円を差し引いた残りの額に対して課税されます。贈与税の課税価格は、受贈額の合計から受贈者1人当たり110万円の基礎控除額を差し引いて、
240万円+180万円-110万円=310万円
※贈与者がともに直系尊属に当たるので合算します
杉山恵美さんは18歳以上で贈与者である父母はともに直系尊属なので、(イ)特例贈与財産用の速算表の「200万円超400万円以下」に当てはめると、
310万円×15%-10万円=36.5万円
したがって[3]が適切です。
広告
広告